EVEN - ORIGINAL , ORDER FURNITURE STUDIO : DIARY

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DIARY

Became Father

2019/09/17

レッドオークにつるっとした質感の山桜を、手掛り部に組み合わせ。

例えば、ブラックウォールナットを組み合わせた方が最初から色のコントラストがわかり易いので正直迷いましたが、完成間もない時期はこうした質感のコントラストを感じていただいて、数年後には経年変化で色味の違いがはっきりと出てくる、というのが狙い。

色の経年変化は無垢材を楽しんで頂ける一つの要因で、チェリーや山桜は特にその変化が大きく、また樹によって変化も様々なので、未来の変化をじっくり想像しながら質を見極めて選定・製作する作業は製作者としても、楽しい。

組み合わせという意味では広義としてまだまだたくさんの選択肢があるので、技術を磨きながら、これからもその幅を広げていきたく思います。

事例の全体像は順次更新予定ですので、また覗いて下さい。




私事ですが、父親になりました。

うんこして、泣いて、おっぱい飲んで、寝て、まれに笑う。

ほとんど面倒くさいだけの存在に愛情を感じるなんて親ってどうかしてますが、どうやらその一員になりました。

親としての責任感云々は置いておいて、単純にこれからの成長を見るのが楽しみです。

Living+Kitchen counter

2019/08/09

猛暑が続いていますね。

梅雨時期はじめじめして早く明けないかと思っていましたが、今思えば仕事としての進行は数段早かったです…。

日中はミスが起こらないように、休み休み工程を歩んでいます。

皆様も体調管理にはお気を付け下さい。

シンプルでいて、変則的な構造のリビングボードの製作です。

このボードの背面はキッチン。正面はリビング。
天板はキッチンカウンターという設置条件です。

ご要望通りの統一感と機能を実現するため、設計にもやや苦労しました。

箱組みの形成は、結局4回に分けて行う事に。

図面とにらめっこしながら、何とか順調に組みあがり。


ひとまず引出しの仕込みまで完了。
本体はレッドオーク、ツマミは山桜にて。

この1ヶ月半、レッドオークを散々取り扱ってきましたが、素材としてはホワイトオークよりも数段の良さを感じています。入手条件に少し難がありますし、今回の仕入れのタイミングが良かっただけかもしれませんが、もう少し仕入れを進めて確認次第、お勧めできる樹種のラインナップに出来る期待を持っています。

これから扉等の製作に入りますが、完成形が見えるそうした「具」を仕込む瞬間には達成感を伴います。

暑さでも集中力を保つためには気合い以外の環境整備がそろそろ必要なので、何かと企てているところです…。

Simulation

2019/07/08

現場取り付けの為のシュミレーションをしています。
手洗い場のカウンター兼収納で、天板の穴には洗面ボウルが入る設定。
ブラックチェリーの質感は他にない風合いがあるので図面段階からのイメージもしやすく、やはり好きな樹種の一つです。



※現在製作に追われてしまっており、お問い合わせに対して迅速な対応が難しくなっています。
お問い合わせいただいている方々には遅い対応でご迷惑をお掛けしており、この場を借りてお詫びいたします。
それでも時間を掛け、熟考にて対応いたしますので、何卒お付き合いの程をお願い致します。

少なくとも年内の製作工程は埋まってしまいましたが、納期に余裕を持って頂ける方のお問い合わせを心よりお待ちしております。
よろしくお願い致します。


鳥避けの網を被せたので、この一週間は毎日ブルーベリーの収穫ができています。

と言ってもまだ小さな樹なので一日に十数個の収穫ですが…、季節感を感じられる朝食の一品には、それ位が丁度いいんです。


Wash Basin

2019/06/17

先週、洗面台のリノベーションが完了しました。

洗面ボウルはもちろん、水栓や止水栓の取付けや配管を経験させてもらう初の機会。
解体含めた取付けは想定していた時間よりも早くできましたが、施主さんの方が詳しくて教えてもらうこともあったり、何度か冷や汗をかく場面もありました。

それでも原因を理解した上で、結果的に綺麗に納めることができました。

楢のカウンターは浸透性ウレタン+オイル仕上げです。
ウレタン塗装の膜は張っていないのでテカテカした表情はありませんが、水は浸透せず、オイルと木肌が持つ自然な艶に仕上げられています。

達成感に浸るというよりも「なるほど」が多く、工程を反芻するような感覚。

こうした機会をご依頼してくれたことに、感謝です。



AV Board#13

2019/06/08

今日は大阪までAVボードを納品して来ました。
幅は2000mm。

都心からほど近い閑静な住宅地にあり、光の具合も風通しも良い邸宅でしたが、まだ機器が届いておらずセッティングができなかった為、現地での撮影は諦めました。

搬入のお手伝いも頂き、スムーズな納品ができて感謝です。

製作中の写真を過去にアップしましたが、ディテイルに変化をもたらしたので、見る角度によって様々な表情を表現できました。
常にそうでありたいと思っていますが、新たな領域を開拓できる手掛りとなるような挑戦もさせてもらっています。

折角の大阪なのに、高速から見える景色だけを堪能してとんぼ返りだったのがちょっと心残りではありますが、人の温かみという充実を感じさせて頂ける機会となりました。



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