EVEN - ORIGINAL , ORDER FURNITURE STUDIO : DIARY

oderimg


DIARY

New Chair

2020/09/26

すっかり日中の活動がしやすい季節になりました。

さて… この1ヶ月間は新しく制作する椅子に着々と取り組んできました。


それぞれの各部位に新たな試みが込められています。

大きなポイントはこの笠木(背もたれ部)で、彫刻的な要素を含んでいるので図面では表現できない領域。

頭で考えるよりも、手で創り上げていく感覚です。


完成間近ですので、次回また紹介させていただきます。

Desk#02-Semi

2020/08/13

仕様とサイズ変更したDesk #02を納品しました。

Desk: w1300 d700 h700 / Shelf: w1294 d250 h570 r/o

脚は脱着式です。
樹種はレッドオークにて。

奥行きが深いので、たくさんの書物を並べても余裕をもって使用できます。



それに加えてブックエンドも製作させていただきました。

47mmのしっかりとした肉厚と安定感に、ステンレスの敷板を。

シンプルですが、各寸法バランスを検証して制作した結果、かなり気に入った仕上がりに。

引出しは2杯。

前板の木目は通るように製作しています。

永く使っていただけると嬉しいです。

ですので、納めさせていただいたクライアントには遠慮なくメンテナスのご相談やその他ご質問をしていただきたいと思っています。

Timber From Ise Shrine

2020/08/01

御山桜のテーブルを横浜の友人宅に納品しました。
W1470 D700~850 H700 t29

一枚の長い板を半分に切り、それを接ぎ合せて製作。

変形や伸縮が大きくて、色の悪い「白太」と呼ばれる部位(皮に近い辺材)も少ない希少材なので、皮を剥いたそのままの形状で加工・仕上げしています。

比較的通直で素直な板ですが、それでも木目の表情には力強さを感じますね。


こうした天板だと脚の構造を複雑にしたくなる衝動もありましたが、使い勝手が良いことを優先しています。

その他デザイン等の諸条件を思考した結果としてですが、脚部は意図せず鳥居に似たような形状になりました。

コロナ禍で横浜を呑み歩くようなことは出来ませんでしたが、さらっと過ぎるような、気の置けない友人との久しぶりの時間を過ごすことができる機会にもなりました。

Tatami Bed

2020/07/02

畳ベッドを納品しました。

部屋を広く見せるために棚やヘッドレストを作らず、小物やランプスタンドを置く小スペースのみを設けたフラットな仕様。
クライアントのアイデアでしたが、その意図通りの収まりになり、こちらまで嬉しくなりました。

畳のサイズは規格(3×6尺)の1畳ではなく、現代人の体に合わせて2000×1000mmの物を使用しています。


井草の香りと無垢の質感。

それ以上の飾りを加えない贅沢さ。

通気性もばっちりです。

筍との戦いの真っただ中… のはずが、早々に蜂に刺され、2年前に発症したアナフィラキシーショックで再度病院送りとなりました。

その後は蜂除けスプレーとキンチョールをポケットに差し込みながら少しづつカットしていますが、どうにも腰が引けてしまっています。

御山桜のテーブルを製作する機会がいよいよやってきました。

割れや入り皮がありますが、質は逸品の板です。

南西に向かって手を合わせてから製作に入っています。



Delivery

2020/06/14

昨日はレッドオークのAVボードを納品しました。

W1820 D390 H390 r/o

背後の木製壁面にちょうど合わせた幅サイズです。

本体のみならず、空間としても浮遊感が効果的に作用してくれています。


木目の表情が特に重要となるようなデザイン・設置場所なので、木取りは当然ながら慎重に。

仕上がりに制作としての意図や想いを感じて頂き、喜んでいただけた事が何より嬉しいです。

搬入のお手伝いをお願いしていたので、雨予報の中どうなる事やら、と思っていましたが、幸運にも雨に打たれることなく無事完了できました。

週末の雨で筍が一気に勢いを増して出現。

これから1か月間、筍との戦いのゴングが今年も鳴りました。



※工房での打ち合わせを、当面の間マスク着用ながら開始しています。
お越しの際のご連絡、お待ちしております。


  instagram