EVEN - ORIGINAL , ORDER FURNITURE STUDIO : DIARY

oderimg


DIARY

Happy New Year 2021

2021/01/05

新年、明けましておめでとうございます。

皆様のご健康を祈りつつ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

こちら、約6年程前に製作したアイランド式のAVボードです。

サイズや基本デザインをご指定頂いたカスタムメイドでした。
この度、ぴったりサイズのテレビを購入されたとのご連絡と写真をいただきました。

写真から配置を楽しんでいらっしゃる事や、大切にお使い頂いている様子が伝わります。
そうしたご連絡をいただけることは作り手として本当に嬉しい事です。

コロナ禍で日常の当たり前が変わってしまったことも多いですが、もの作りの原点は変わらないんだ、ということを再確認させてもらえるような感覚にもなります。

技術的な向上や挑戦を常に忘れず、今年も邁進したいと思っています。



AV Board

2020/12/27

今日は狛江市のマンションへAVボードの納品しました。
年内最後の納品です。

首都高の手前というだけで、東京が随分近くに感じられました。

エレベーターが広く、搬入のお手伝いを頂きましたのでスムーズに完了できました。

自然な艶を持つレッドオークに、ソープフィニッシュのマットな仕上げを。
それが何とも、撫でたくなるような質感なんです。

木目を繋げた30mm厚の天板・側板がその存在感をより引き出してくれています。



抽斗は5杯、下開き格子扉×2

配線やその他仕様についてはメールにてご相談を重ね、決定しています。

お会いすると爽やかなご夫婦で、気持ちの良い納品とさせていただき、ありがたいです。

今年は何度か関東へ納品の機会がありましたが、考えてみれば富士山は見えませんでした。

霞んではいますが、何かと窮屈さを感じた今年の締めに富士山を拝めて、ありがたい。

どうか良いお年をお迎えください。


Chairs for Restaurant

2020/12/04

今月中旬オープン予定のレストランへカウンターチェアとダイニングチェアを納めました。

建物内部は繋がっていますが、3棟あるように見える設計が面白いです。



石川英樹建築設計事務所


内装も、6Mの杉の一枚板カウンターや建具・壁面等々、質感に富んでいます。

椅子が入ると一層、人の気配を感じられるようになりますね。


基本構造はシンプルな椅子ですが、軽快感を生む座面のスリットがポイント。

樹種は国産のタモを使用しています。


この10日間くらいは追い込みを掛けて製作したのでヘトヘトですが、無事に納められてホッとしています。


Steam Bed

2020/10/31

朝晩は冷え込む季節となりましたね。

黄色が鮮やかなこの花は、毎年春と秋に花を咲かせます。

不思議と10年間増えもせず、減りもせず。 定位置で咲いています。


東京・表参道にある漢方スチームのサロンにスチームベッドを納めました。

今年開業し、看板も出していないにも関わらず人気店だそうです。

漢方スチームについては全くの無知でしたが、色々な世界があるものですね…。

それ故、ベッド設計の段階で幾度かご相談を重ねました。

水蒸気と熱に強い檜を主材とし、正面の扉枠のみ御山桜を使用。

耐久性が必要な環境への設置ですので、造りや塗装に工夫を施していますが、実用されるこれからの経緯も気になります。


上部のシーツ掛けは曲げ木にて製作しています。
簡単に差し込み、取り外せます。

少し特殊なご依頼でしたが、貴重な経験をさせていただきました。


Complete

2020/10/20

完成したダイニングチェアを本日納品しました。

クライアントが気に入ったという椅子の基本構造をベースにして、新たに設計しています。

各部位の新たな試みが、ダイニングチェアの完成品として調和を持って表現できたと思いますし、製作上の貴重な経験にもなりました。




以前納めさせていただいたダイニングテーブル、リビングボードと共存し、楢の自然な表情が映える空間になりました。

まだ他にもご依頼を頂いています。
随分とお待たせしているにも関わらず、優しくご了承いただいて、心から感謝です。


生地は、染色をしていないウールベースのものを選択いただきました。

座のクッションは薄めに設定していますが、カーブや角度の取り方にて安楽性を高めています。
また、アームは深く腰掛けた時はほぼ関与せず、浅く腰掛けた時に肩が張らずにリラックスして使えるように、低めの設定としています。

ダイニングチェアとしての座り心地は、とても良いです。

生地張りについてもこの背板の仕様は難易度が高かったようです。

「何でこんなややこしい事を… 」と憤る張り屋さんをなだめながら、綺麗に仕上げる為の色々な方法を模索し、取付けと生地張りの共同作業にて無事に完成しました。


  instagram