EVEN - ORIGINAL , ORDER FURNITURE STUDIO : DIARY

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DIARY

Open House

2020/01/07

ダイニングに壁面収納、窓建具、ダイニングテーブルを納めました。

柔らかな光が差し込む、朝食が楽しみになるような一角です。

樹種はレッドオークにて。

ダイニングスペースの対面に間仕切りなく配置された和の空間。

収納の上には神棚、床の間には仏壇が設置される予定です。

引き違い戸には籐編みを組み合わせています。

全高やオープンスペース・引出しの配置等、この空間に馴染んだ一員となる為に、実は何度も検討して制作に至りました。

仕上げをソープフィニッシュにした事で、より自然な溶け込み方に。

こちらの邸宅「切り妻の家」の内覧会が今月11・12日に行われます。
場所は三重県いなべ市です。

ご興味ある方は下記リンクからご予約下さい。


あつみ建築



Happy New Year 2020

2020/01/04

新年明けましておめでとうございます。

二千二十年、本年もよろしくお願いいたします。



現在手掛けている土岐市の案件です。

土岐に来て10年、知人やその紹介以外で同市内からのご依頼は今回でまだ2回目です。
いかに地元に認知されていないかを思い知らされますが、広報皆無の因果応報、自業自得ですね。

発見して頂いたクライアントには、感謝なのです。

幅3600mmのキッチンバックの吊り戸 (b/c)。
この幅の開き戸の木目通しは経験上、過去最長です。
長尺の材料を入手することが第一関門で、材の替えが利かないという製作上の緊張感もありました。

木目を通すことがすべての優先順位という訳ではなく、レイアウトやデザインによっては材を組み合わせる事がテイストになる事もあります。
しかしながら今回の仕様に関してはどうしても流れが欲しくて挑戦。

その意志が報われたと思える仕上がりになっています。





その下の収納です。
こちらもW3600mm.。

次回は向かって左側に同じ奥行き・高さのW2650mmのデスクを設置予定。
全体で6Mを超える長さになります。

大きさとして写真に収まらないとは思いますが、完成後にはまた紹介させていただきます。

光の加減で様々な表情を見せてくれる素材感に、しばし魅とれます。



ヘアラインを付けた真鍮の引き手を採用。

ブラックチェリーとの相性がとても良い。

Around Kitchen

2019/12/24

長丁場になりましたが、物件自体がようやく完成したので来年1月中旬のオープンハウスまでに少しづつ紹介していきたいと思います。

キッチンフロントのリビングボードは天板がキッチンカウンターになり、リビング面は抽斗と引き違い戸による収納になっています。

カチッと決めにいくだけでなく、どこか遊びの要素を取り入れる事で、目的であった野暮ったくならない範囲の柔らかさを表現しています。

樹種はレッドオークにて。


以前製作中にここで紹介した手掛りも、そんな要素の一つです。



そのボードの側面に続く形でキッチンのサイドパネルを、キッチンバックには天板厚45mm、全長3100mmの収納付カウンターを制作。

写真には写りませんが、その奥にはガラス扉の吊り戸棚と木扉引き戸のカップボードも取付け・設置しました。



タイルや障子・ステンレス等々、各々に素材感があると一層空間に安らぎが生じますね。

Custom Made Table

2019/11/27

カスタムメイドの楢のダイニングテーブルを納品しました。
W1550 D750 H700 t28 / oak  脚:脱着式

脚の形状を脚元に向けて徐々に丸脚にしていくというクライアントのアイデアが発進点です。



特殊な脚の形状が違和感なく、主張し過ぎないように各所でバランスと統一感を図っています。

その1つ、天板裏を緩やかな丸みを帯びたエッジにする事で、数ミリだけ薄く見せて、手触りが滑らで気持ちいい。
スパイスの調和が保たれた時、味が整った料理になるように、ちょっとした隠し味が全体のバランスを生み出してくれます。

その他、椅子や収納等も少しづつデザインや仕様のご相談を進めさせて頂いています。
今回はテーブルの納品のみでご不便をお掛けしていますが、ご理解を頂ける事にとても感謝です。

晩秋というか、もうすぐ師走なので、初冬になりましたね。

年末の完成に向けた製作で勝負の毎日ですが、赤や黄色が目立つ景色に時々目を惹かれています。

Akebi

2019/10/23

一見すると直線に見えるかもしれませんが、2段階にテーパーを付けて削りだした丸脚です。

それによって緩やかな弧を描くような線となり、鋭さの中に少しの柔らかさが足されます。
丸脚自体が柔らかさを持っているので、ほんのりと温かみが増すといった表現になるでしょうか。

この微妙な変化が、テーブルの持つテイストを変えてくれます。
あくまで、ほんのりと。


近年、LED取付けのご要望が時々あります。

構造上や住環境によって出来ないことや、仕様としてお勧めしないケースもありますが、今回はAVボードに取付けを。

時期は少し前になりますが、今年はアケビが採れました。

ほとんどは高くて手の届かないところに生るのですが、この5つは手の届く範囲に房のように生っていました。

種ばかりで食べ甲斐はないけど、ちゃんと甘い。
初秋の季節物、ということで。


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