EVEN - ORIGINAL , ORDER FURNITURE STUDIO : DIARY

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DIARY

Old Folk House

2022/02/11

古民家の改装を機に、収納とテーブルを納品させていただきました。

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抽斗×15 開き戸×2対

柱や梁に合わせてもっと濃い色の着色の方が一見、この空間に馴染むことは承知でしたが、これ位の着色濃度が最も木目を強調できますし、長期的には色の経年変化が感じられる事を考慮した選択です。

どの角度から見ても洗練された収納になるよう、適材適所、木の表情を豊かに表せるように各所丁寧に木取りの選択を行っています。

テーブルは2台、並べても一体感が出るように木目の繋がりを意識しています。

板厚と脚の太さ、天板サイズとのバランスがとても気に入っています。


およそ築150年のこの立派な古民家は3月以降に「羅漢」という名のお店としてオープン予定だそうですので、こちらからも何らかの形で情報発信ができればと思っています。

Happy New Year

2022/01/04

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。


年末は大掃除の時間を取れなかったので、今日掃除を行いました。
機械のメンテナンスを中心に行ったので、例年よりも掃除は軽めになりましたが、明日からの作業に向けて気持ちが軽くなりました。


娘は2歳半になり、その成長に驚かされ、関心する日々です。

こちらは日常に流されるような感覚になってしまう時期もありますが、日々成長な姿を見ているとそんな時でも一日一日を大切に過ごしたいという思いになります。


今年一年が、皆様にとって良い年でありますように。


Recent

2021/10/13

今年は多くの柿が実っています。

老木なので枝もボロボロと落ちてきていましたし、ここ4,5年は柿の実が数個しか生らない事が続いたので、そろそろ木の寿命かと思っていました。

高すぎて手が届かないし、そもそも渋柿なので食することは無いのですが、これだけ生ってくれると視覚的に季節感が満載です。

来年はどうなりますかね。

Arm Stoolを埼玉県へ発送させていただきました。

繊細なデザインバランスと使い勝手の良さがあるスツールです。

木目の表情も綺麗に表現される椅子なので、木取り(木の選定)には神経を使っています。

製作中の収納は約W2.5m×H2.3mと大きくて、仕切りが多いので本体の箱組みの工程までも大変な作業でした。

見込んでいた製作期間を過ぎてしまいましたが… 完成を見るのが待ち遠しく、扉の仕込みを日々着々と行っています。

New Chair #07

2021/09/11

本日、土岐市内にてご新築の引き渡し日ということで椅子の納品に伺いました。
ダイニングチェア2脚とカウンタースツール1脚です。

思いの外まだ他の業者さんが何人も居たのでゆっくり観覧とはいきませんでしたが、可愛げやアイデアに加え質感の溢れる、居住が楽しそうな邸宅でした。

実はこの椅子はおよそ15年程前に作ったダイニングチェアのリデザインです。

体に自然にフィットする感覚がとても良くて気に入っていたのですが、強度に対する若干の不安があった為、ずっと製品化できずにいました。

その過去の椅子が展示室に置いてあるのですが、これまでの各打ち合わせの度に比較的好評でした。
今回はこの案件を含めて計5脚のご依頼を頂きましたので、このタイミングで図面から改めてみよう…と。

強度を上げ、自然なデザインに仕上げるまでには幾度かの試行錯誤と苦悩がありましたが、ご依頼によって新たな椅子が完成したことに喜びを憶えています。



カウンターと同材のホワイトアッシュのダイニングチェアとカウンタースツールになりましたが、ブラックチェリーの椅子が1脚加わる事でアクセントになっています。

空間の中でも重要な存在感の一員、といった佇まいです。

見た目以上に削り込んでいく箇所が多い椅子。

その形成には意味が込められています。

座り易く、飽きの来ない仕上がりになりました。



Podium

2021/07/10

梅雨真っ只中で蒸し暑い日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今年も6月中旬から筍がビュンビュンと生えてきています。
筍をカットしようとした初日に蜂に刺され、昨年に続きアナフィラキシー用の応急キッドを太ももに注入した後、病院送りという残念な始まりでした。

今後、筍の処理も考え物です…。

そんな中、草刈りをさぼったせいか、今年は写真のらせん状の草花がたくさん咲いていて、ちょっとした癒しになっています。

こちらは演説台。

これがあれば、演説内容をワンランク上げてくれそうですね。

ブラックチェリーでの制作でしたが、伸縮対応の関係から一部突板合板も使用しています。

本組みの前に各部位をそれぞれ製作・仕上げる必要のある製作手順なので、時間と慎重さを求められる製作でした。
角度(45°)を付けた桝型の部位には加工の難しさもあり、チャレンジも含まれています。

ウレタン着色仕上げ前の、無塗装状態でのお引き渡しです。



各ディテイルが美しく仕上がり、見飽きない逸品となりました。



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