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DIARY

Sofa-Low Table

2018/10/28

ソファ前にローテーブルを納品しました。
w800 d400 h320 t30 / 楢

5~6年間に渡ってほぼすべての置き家具を納めさせて頂いた邸宅で、楢の質感が更に統一された自然な空間になりました。
丁寧にお使い頂いていますので新旧を感じさせず、尚更そう映ります。

打ち合わせでサイズ設定のすり合わせを重ねましたが、ソファに座っても床に座っても使いやすい高さであることを体感させてもらえました。

良質なカーペットともよく馴染んでいます。


数種類の大きさのアルミ、ステンレス板も同時にご依頼を受けました。

用途によって使い分けるとの事ですが、なるほど、テーブルクロスやコースターとは違った趣が。

こうしたクライアントのアイデアを取り入れることで、こちらの引き出しも増やしてもらえます。







納品の度にお食事会を開いてくださり、今回も。

ハロウィンを意識されたというお料理の色彩も綺麗ですが、味も絶品です。

毎度ながら、お酒と共に満腹にさせて頂きました。

宴の終盤は今回納品のテーブルを囲んで座談。

何だかいつもよりもリラックスした雰囲気と会話の運びになり、座卓の魅力を再発見した気がしています。

嬉しさ、楽しさを伴う感謝を感じられることって、最強の感覚かもしれません。

Padoauk

2018/10/18

アフリカンパドックを在庫から引っ張り出して加工しています。

弾性(ねばり)はあまりありませんが、強度と耐久性に優れた材なので今回は構造材に使用します。

見えない箇所なのでもったいない気もしますが、特徴を活かした材を部位によって選択していきます。

例えそれが計画植林であっても、人間が切り出してきた木材の最終的な用途の選択を担う役割でもあるので、適材適所を常に心掛けています。


切り粉は真っ赤で、まるで一味唐辛子のようですが、鉋がけがスーっと気持ちよく通る加工性の良さがあって、ほんのりと甘く香ります。

比較的早く褐色に経年変化していくので、この色味は加工してしばらくしか見られません。

そう思うと尚更、この表情が何とも新鮮に映ります。







Unsatisfied

2018/10/10

DC#06のリデザインを少しずつ進めています。

今回の試作でサイズ感や座り心地は改良されましたが、デザイン的にはまだ不満が残る結果に。
見る角度によっては美しいのですが…。
椅子はやはり、奥が深いです。

納得できる出来を求めて、もう一度再考するつもりです。

台風21号で倒れた木や竹の処理も少しずつ進めていますが、倒木に絡んでいたアケビを発見。

衝撃の影響でなのか色の良い実ではないのですが、来年以降、また観察してみます。

Chest

2018/09/09

クライアント自作のステンドグラスを扉に使用したチェストはピアノ脇に設置し、楽譜入れとして。

楽譜等を収めるとステンドグラスの表情がより鮮明に浮き出ました。

ツマミはローズウッドにて。

ブラックウォールナットは思わず手で撫でたくなるような質感を持っていて、そうした質感を活かせるような仕上げを施します。

新鮮な表情のチェストになりました。


先週の台風は各地で被害をもたらしましたが、工房の竹や木はかなりの本数が倒れたり折れたりして、環境が変わった程。

倒れた木々や竹を処理するまでにまだまだ時間が掛かりそうですが、彼らが建物を風から守ってくれたとも言えます。

今年も筍をほぼ全てカットしましたが、来年は一部成長させる事も考えなきゃ。

Comfortable day

2018/08/17

今日はこの夏で最も過ごしやすい一日となりました。
工房の最高室温が気温32℃で、乾いた空気。
夏がいつもこうなら最高です。

ここ最近は時々雨が降るようになって、どれだけ水やりしても暑さで萎れていた畑の葉たちが元気になってきました。

やはり、活力のある風景がいいです。

初の試みでしたので告知はしていませんでしたが、お盆中に美容室「ぽぷり」さんにてスプーン教室を行いました。

参加者が皆女性というのは見越していたのですが、削るのにはやはり力が必要なので、想定以上に皆さん苦戦していました。

それでも、お仲間の会話と木との対話を楽しんでいただけたようです。



予定よりも1時間ほど超過してしまいましたが、それぞれの個性が表れたと思います。

もし次回があれば、もう少し道具や工程を工夫しなきゃ、とこちらも勉強させていただけた機会でした。


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