2026/01/20

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
おかげさまでEVENとして16年目を迎えることができました。
ひとえにこれまでご依頼をいただいたすべての方々のおかげです。この場を借りて心より感謝申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年初旬にダイニングテーブルを納めたクライアントから、ダイニングチェアのご依頼をいただきました。
ぺーパーコードの座面をご希望されましたので、H.Pに掲載のダイニングチェアDC#06をベースにして新たな椅子を設計しました。
座り心地は立証していますので、サイズとしてもより良くなるよう調整して変更しています。
笠木(背もたれ部)を板状にすることを中心的な条件として、椅子としての全体像を構築していくようなデザイン・設計作業となりました。
僅かな末広がりになっているので安定感があり、美しさも伴うダイニングチェアになりました。
今後#DC06は今回の仕様に変更予定です。
H.Pの掲載画像と内容も変更させていただく予定です。

笠木と後脚の接合部の削り込みは南京鉋でシャコシャコ削り、時間を掛けて仕上げていきます。
笠木が幅広になった事でその作業の難易度は高くなりましたが、その分は丁寧さと集中力で補います。
ぺーパーコード座面の特徴は編み込んだビジュアルに加えて、夏場は通気性の良さで蒸れにくく、冬場も紙の温かさを感じられることにありますね。

納めさせていただいたダイニングテーブルDT Board Legにアーム部が収まるように高さ変更したDC#05もご依頼いただきました。
座面の生地は抜粋したサンプルからご選択いただき、ご希望でSH(座高)を高く(440mm)設定しています。
東京へ発送させていただきましたが、到着後にはお喜びのお電話をいただきました。
ご要望に沿えた安堵と嬉しさ、ご対応に感謝を憶える案件でした。
2025/12/26

幅広のキッチンの一部をリノベーションさせていただきました。
シンクと水栓が新しく入れ替わることで全体が明るく一新されました。
シンクの仕様やサイズについては詳細までご相談の上で決定しました。
特にステンレスのヘアラインが美しさを際立たせてくれています。
水道屋さんに相談・依頼する要項も多く、半分は工務店のような仕事内容でしたが、新たな経験をさせていただいた案件でした。

食洗器も新しく設置しました。
引出し式の仕様ですが、既成の味気無いプラスティックのパネルから無垢材の前板に変更しました。
ちょっとしたことのように思いますが、それだけでキッチン自体の価値すら別物になる程に美観が変わります。
解体を含めた施工でしたので、一日中に完成しないとクライアントにキッチンを使えなくしてしまうというご迷惑が掛かるという不安もあり、準備を慎重に進めました。
結果としてトラブルなく、順調に施工ができて15時にはすべてが完了できて胸を撫で下ろしました。
ご協力いただいた水道屋さんと電気屋さんにも感謝です。

別案件ですが、玄関用のスツールを製作させていただきました。
靴の脱ぎ履きを考慮して、通常のスツールよりも座面高を低く設定しています。
立ち上がる際のグリップには利便性があり、かつ意匠性を意識しています。

用途に加えて楢材の美しさ自体を表現するためのデザイン・設計についても意識しました。
小さな椅子ですが、想いを込めた仕上がりを目指し、喜んでいただき、達成感を感じています。
2025/11/29

半年ほど前にちょっとした会話から始まった流木アート制作のお話。
当初は話半分な認識でした。
それが結果として、ギャラリーでの出展に発展し…。
来週末から東京のROUND ROBINさんでの展示・販売が決定しました。
これまで家具屋としてご要望に応えたり、自分なりの提案で喜んでいただいてきたという自負はあります。
が、ご要望が無い中で発信するアートという部門においては完全に初めての試みです。
その世界で長らく結果を出してきた水野幸一氏(陶芸家)と千葉工作所さん(金工)の2人との出展で、そこには大きな実力の差がありますので、正直かなりプレッシャーを感じています。
そのプレッシャーに押しつぶされないように結果を考え過ぎず、できる事の範疇で自分の好きなモノを創って出展させてもらおうというのが、今できる最良の道だと開き直っています。

流木のオブジェ制作体験も行われます。
木工家としての提案は、流木をそのままだったり削ったりと、角度や表情を想像して自分だけのテーブルウェアを作成してもらう体験をお手伝いさせてただく予定です。
流木オブジェの制作体験
「もの」に対して感度が高いオーナーが運営するギャラリーですので楽しんでいただける事を確信しています。
ご興味ある方は是非お早目にご予約願います。

海や川に流木を集めに何度か足を運びました。
流木にしかない有機的で、水や岩に研磨された独特の表情には感動さえ憶えます。
活動はまだ始まったばかりですが、前向きなプロジェクトの今後の活動もお見守り下さい…。
2025/10/09

AVボードを納めました。リビングボードと称してもよい設置場所です。
■w2100 d390 h410 R.O /oil-stain
以前納めさせていただいたリビングボードの対面に配置されていますので、前回と同様に着色のオイル仕上げとしています。

この色は木目がより浮き立つ特徴もあるので木取りに手を抜くことはできません。
オイルステイン仕上げの風合いの良さを引き出し、色ムラが生じないようにしっかりと素地を仕上げる工程を踏んでいます。
存在感があって、その特有な風合いを感じられます。

両サイドが引出しで中央に格子扉(下開き)です。
その配置は実は違和感が生じやすいレイアウトなのですが、シンメトリーながら寸法の割り振りを等分ではなくして、自然な表情に落ち着けることができました。
ご要望にお応えすることができ、安堵と共に達成感を感じています。
2025/08/22

新たなデザインのダイニングテーブルです。
引越しに伴い製作した自宅用です。
自宅用にはどしっとした肉厚あるテーブルが欲しいという願望もありましたが、ダイニングのスペースに似合うデザインを考慮した事に加えて試作欲に勝てず、結果的に全く逆に振り切った軽快な仕様となりました。
■W1500 D690 H705 /EURO Oak

日常では単に食卓という道具でしかないのですが、ふとした瞬間に感じ見える無垢材の質感の深みや光景によって美観や落ち着きを憶えることがあって、それが豊かな生活の一部になっていると実感します。
できる限り毎度クライアントに伝えていますが、使用する木材にはすべて出会いというストーリーがあります。
このテーブルの材にもちろん物語があり、使い続ける限り(おそらく一生)忘れません。
