2025/03/28

寝室の収納を納めました。
W1000 D255 H780 b/w
ウォールナットが美しく映えるレイアウトにする事と、収納として使い勝手が良い事を前提とした設計です。

素材が美しく映える為にはレイアウトに加えて加工法も重要な要素となりますが、今回は留め(45°)による接合を各所に採用することで統一感を出しています。
動線を考慮して奥行きが浅いサイズ(255mm)のキャビネットなので、陰影を与える収まりによって奥行き感を演出することも意識しています。
使い勝手としては引出しが3杯、内部に棚板のある開き戸が2つ、オープンの棚収納が3段あるので小物が多い寝室にとっては高い収納力となっています。

脚の形状は本体と溶け込みながらも、意匠性のある仕様に。
図面作成の段階でその形状についてはあれこれと悩みましたが、”こうありたい”と思った通りに全体像が実現できて安堵です。

天板と側板の木目を繋げることができ、本体としてより自然な表情となっています。
樹種とサイズはご相談の上で決定していただき、それ以外のすべてをお任せいただいたクライアントに心より感謝です。
2025/01/18

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
数年間の降雪経緯を見て、今年は雪用のタイヤは必要ないと思っていましたが…。
10日に雪が積もりました。
土岐市は約5cm程度の積雪でしたが、念のためスタッドレスに交換しました。

積雪の翌日、東京へ今年初の納品に伺いました。
ハードメープルの板脚のダイニングテーブルです。
w1600 d900 h705 t45 h/m
フローリングのハードメープルに合わせてテーブルも同種に合わせるか否かや、テーブルの形状について等、じっくりと時間を掛けてご検討いただきました。
板脚のテーブルは側面にも無垢板の表情が現れること、人が座っても足元が隠れてフォルムが綺麗なことを含め、空間要素として美しく成立します。
それを存分に発揮できた機会となりました。

天井が高くて光が多く取り入れられたリビングとダイニング。
その中でテーブルは存在感を示しながらも、ごく自然に溶け込みました。
ハードメープルは比重が高く、肉厚のあるテーブルなのでかなり重いテーブルになりました。
奥行きも深いので持ち難く、納品の際の搬入が無事にできるか不安を抱いていました。
車から降ろそうとしてしている時に、偶然通りかかったカナダ人の双子の青年が「手伝いましょうか?」と見かねて声を掛けてくれました。
「是非是非」とお願いして玄関まで手伝ってもらい、苦労なく搬入することが出来ました。
心から助かったありがたい出来事でしたし、たまたま彼らに出会えて本当にラッキーでした。

写真では伝わりにくいですが、ハードメープルの滑らかでツルツルとした手触りは特有です。
その艶は木材として稀な特徴を持っていて、色味も美しい。
クライアントにとても喜んでいただきましたし、良材に出会えて製作に至れた経緯を含めて、すべてのタイミングや結果に感謝です。
行きも帰りも美しい表情の富士山が拝めたこともその一つです。
2024/12/30

今年最後の納品に伺いました。
引出し収納のテレビ台と引出しのボックス型収納。
いずれもキャスター付きの仕様です。
以前納めさせていただいた飾り棚(ホワイトオーク)の近くに配置となりました。
比較すると色の経年変化が良くわかりますね。
今回は北海道産の楢材です。
とにかく節が多い材でしたが、目立つ節が無い部位を選定して製作に当たりました。

キャスター付きにすることで床から浮いて見えるその陰影が軽快感を与えてくれます。
配置変更の時やお掃除の際には楽に移動できるのもメリットです。

木目のうねりは多少ありますが思っていたほど粗さがなく、特徴すら感じる材でしたので、従来の楢の入手が困難な情勢下においては選択肢の一つにしたいと思っています。
今年も大変お世話になりました。
拝見していただいた皆様、どうか良いお年をお迎えください。
2024/12/13

■Drawer
w820 d400 h780 /ash
Soap finish
タモ材で製作した引出し収納です。
重い見た目にならない範囲でどしっとした安定感を出したかったので、箱部の板厚を厚めに取り、脚はやや太めのストレートにしました。
フォントで言うとBoldのようなイメージです。
前回お伝えしましたが、こちらもドバイへ発送しました。

手掛かりの形状はサイズ感やレイアウトによって考案・選択をしますが、今回は全体の印象に少し遊びをもたらす事が目的です。
前板の綺麗な木目を遮らず、自然な表情になりました。


合板を使用しないご要望でしたので、背板も無垢材に。
板を挽き割って、厚みを7mmに仕上げています。
挽き割る事で同じような木目の板が数枚できる為に統一感が出て、綺麗な背姿です。
2024/12/04

今年納めた事例の一部を紹介させていただきます。
3月に納品したLiving Board#03のセミオーダーです。
幅サイズを1Mにスケールダウンするご希望だった為、それに合わせて高さや仕様も変更しています。
また、樹種はタモをご選択いただき、オイルフィニッシュとしています。
価格こそ上がりましたが、タモはまだ安定した質を維持して入手することができています。

AVボードとしてご使用との事でしたので、各所配線口を設けています。
コンパクトで可愛げのある仕上がりです。
ご新築へお届けしましたが、ご依頼いただいたのは何と工房から約200M、歩いて1分という過去最短距離の納品でした。

こちらはクイーンサイズのベッドフレーム(組み立て式)です。
今回はより自然な風合いの無添加石鹸によるソープフィニッシュをご選択されました。
柾目挽きした良質な杉のスノコは無塗装としています。
こちらも3月の納品事例ですが、先月はキングサイズのベッドフレーム(高さ30cm)も納めさせていただきました。

小さなお子さんがいらっしゃるので、高さを低く(約15cm)設定し、角面を丸く取っています。
高さを抑える事で、組み立て用の金具が板の反り止めの機能を十分に果たしてくれます。
こちらはドバイに発送しました。
小物以外を海外に直接発送する機会は初めてなので、知人の協力を仰ぎ、必要な手続きとその内容を知り、悩みながらも学習する経験となりました。
その他にもご依頼いただいて発送した事例がありますので、また紹介したいと思っています。
直接搬送した訳ではありませんが… 過去最長距離の納品、という事になります。