2025/12/26

幅広のキッチンの一部をリノベーションさせていただきました。
シンクと水栓が新しく入れ替わることで全体が明るく一新されました。
シンクの仕様やサイズについては詳細までご相談の上で決定しました。
特にステンレスのヘアラインが美しさを際立たせてくれています。
水道屋さんに相談・依頼する要項も多く、半分は工務店のような仕事内容でしたが、新たな経験をさせていただいた案件でした。

食洗器も新しく設置しました。
引出し式の仕様ですが、既成の味気無いプラスティックのパネルから無垢材の前板に変更しました。
ちょっとしたことのように思いますが、それだけでキッチン自体の価値すら別物になる程に美観が変わります。
解体を含めた施工でしたので、一日中に完成しないとクライアントにキッチンを使えなくしてしまうというご迷惑が掛かるという不安もあり、準備を慎重に進めました。
結果としてトラブルなく、順調に施工ができて15時にはすべてが完了できて胸を撫で下ろしました。
ご協力いただいた水道屋さんと電気屋さんにも感謝です。

別案件ですが、玄関用のスツールを製作させていただきました。
靴の脱ぎ履きを考慮して、通常のスツールよりも座面高を低く設定しています。
立ち上がる際のグリップには利便性があり、かつ意匠性を意識しています。

用途に加えて楢材の美しさ自体を表現するためのデザイン・設計についても意識しました。
小さな椅子ですが、想いを込めた仕上がりを目指し、喜んでいただき、達成感を感じています。
2025/11/29

半年ほど前にちょっとした会話から始まった流木アート制作のお話。
当初は話半分な認識でした。
それが結果として、ギャラリーでの出展に発展し…。
来週末から東京のROUND ROBINさんでの展示・販売が決定しました。
これまで家具屋としてご要望に応えたり、自分なりの提案で喜んでいただいてきたという自負はあります。
が、ご要望が無い中で発信するアートという部門においては完全に初めての試みです。
その世界で長らく結果を出してきた水野幸一氏(陶芸家)と千葉工作所さん(金工)の2人との出展で、そこには大きな実力の差がありますので、正直かなりプレッシャーを感じています。
そのプレッシャーに押しつぶされないように結果を考え過ぎず、できる事の範疇で自分の好きなモノを創って出展させてもらおうというのが、今できる最良の道だと開き直っています。

流木のオブジェ制作体験も行われます。
木工家としての提案は、流木をそのままだったり削ったりと、角度や表情を想像して自分だけのテーブルウェアを作成してもらう体験をお手伝いさせてただく予定です。
流木オブジェの制作体験
「もの」に対して感度が高いオーナーが運営するギャラリーですので楽しんでいただける事を確信しています。
ご興味ある方は是非お早目にご予約願います。

海や川に流木を集めに何度か足を運びました。
流木にしかない有機的で、水や岩に研磨された独特の表情には感動さえ憶えます。
活動はまだ始まったばかりですが、前向きなプロジェクトの今後の活動もお見守り下さい…。
2025/10/09

AVボードを納めました。リビングボードと称してもよい設置場所です。
■w2100 d390 h410 R.O /oil-stain
以前納めさせていただいたリビングボードの対面に配置されていますので、前回と同様に着色のオイル仕上げとしています。

この色は木目がより浮き立つ特徴もあるので木取りに手を抜くことはできません。
オイルステイン仕上げの風合いの良さを引き出し、色ムラが生じないようにしっかりと素地を仕上げる工程を踏んでいます。
存在感があって、その特有な風合いを感じられます。

両サイドが引出しで中央に格子扉(下開き)です。
その配置は実は違和感が生じやすいレイアウトなのですが、シンメトリーながら寸法の割り振りを等分ではなくして、自然な表情に落ち着けることができました。
ご要望にお応えすることができ、安堵と共に達成感を感じています。
2025/08/22

新たなデザインのダイニングテーブルです。
引越しに伴い製作した自宅用です。
自宅用にはどしっとした肉厚あるテーブルが欲しいという願望もありましたが、ダイニングのスペースに似合うデザインを考慮した事に加えて試作欲に勝てず、結果的に全く逆に振り切った軽快な仕様となりました。
■W1500 D690 H705 /EURO Oak

日常では単に食卓という道具でしかないのですが、ふとした瞬間に感じ見える無垢材の質感の深みや光景によって美観や落ち着きを憶えることがあって、それが豊かな生活の一部になっていると実感します。
できる限り毎度クライアントに伝えていますが、使用する木材にはすべて出会いというストーリーがあります。
このテーブルの材にもちろん物語があり、使い続ける限り(おそらく一生)忘れません。

2025/08/10

近年は6月から暑いですが、今年は梅雨が短くて特に暑さが厳しく、長い夏ですね。
お盆に入りお休みの方が多いと思いますが、楽しみながら元気に夏を乗り切って下さい。
先月リビングボードを納めました。
上下2対の引違い戸で下部が木戸で上部がガラス戸。
ご要望のサイズ比率と仕様が単調に見えやすいので、木戸の鏡板は少し動きのある木目を選定しています。

10年以上前からお世話になっているクライアントで、これまでたくさんの家具を納めさせていただきました。
本当に感謝です。
すべてブラックウォールナット(b/w)にて製作です。
10年って過ぎてしまえば早いですが、変化する状況は多々あります。
お互いの近況をお話させていただいた中で、その前向きな歩みと姿勢に刺激をもらい、勝手ながら自分のことを振り返った上で先を見据えるような、ありがたい機会にもさせていただきました。

脚を痛めた住職から読経用の座椅子を、という珍しいご依頼をいただきました。
持ち運びが必要なので折り畳み式をご希望。
軽さを考慮して檜にて製作しました。

機能重視なので簡単に見えるかもしれませんが、高さを含めたサイズ指定があり、折り畳みとの兼ね合いでしっかり角度と寸法計算が必要な制作でした。
大工さんが作ったであろうサンプルを参考にし、図面作成して製作に至りました。
折り畳む動作がスッと気持ちよい仕上がりです。