2023/12/06

基本構造は同じですが、SOFA#01の座面角度やサイズを変更したソファを納めました。
今回はフレームは楢、クッションはカーキ系の色で質感はスウェード調に近い生地です。

これまでよりも安楽性を高めた座面と背もたれの角度に変更し、ソファが空間の間仕切りの役割になった時の背面の見え方も大きく変更しています。
軽さと強度は維持できる事を前提に再設計し、そこにデザイン性を乗せています。

各部位で軽量感や浮遊感を意識したディテイルです。
一見しただけでは気付かないかもしれない様な、ちょっとしたこだわりが各所に詰まっているのですが、そこには「何か良い」と思ってもらえるように、飽きが来ないソファを目指す為の意図があります。

構造やデザイン・仕様も大切ですが、良質な楢材の美しさがそれを更に引き立ててくれます。
クッションカバーは着せ替え式で、春夏用に帆布生地のカバーもご依頼いただきました。
2023/10/05

米原市へカウンターチェア6脚を納品しました。
COUNTER CHAIR #01

笠木(背もたれ部)だったり座面の座ぐりは立体的な仕上げの為、3種類の鉋を使って地道に削っていきます。
製作には時間を要しますが、手で触って確かめながら仕上げていく工程には緊張感と面白みがあります。
鉋くずが徐々に床の上に増えていき、それが山のように溜まった光景には「働いた感」という充実や達成を感じられます。

脚元は手荷物が置ける仕様になっています。
今回はご要望により、浸透性ウレタンのクリア塗装仕上げです。

この一週間で急に秋が深まった様で、寒さすら感じますね。
おかげで夏場よりも休憩を減らせて、作業がはかどっています。
日々忙しくさせてもらえていますが、製作作業としては快適な時期となりました。
※お問い合わせ中の皆様、メール対応や図面の作成等に遅れが生じております事をこの場を借りてお詫び申し上げます。
必ず順次対応いたしますので、何卒ご了承願います。
季節の変わり目、風邪など引かぬようお気を付け下さい。
2023/08/13

ブラックチェリーのドロワーを桑名市へお届けしました。
3段の抽斗はスライドレールではなく、木の桟を使用した吊り抽斗で製作しています。
できるだけ金具を使用しない方法をご選択されました。
w750 d450 h750 b/c

脚部の奥行き感のある構造が視覚的な陰影をもたらし、脚自体の角度やテーパーがポイントになっています。

今回のクライアントから最初にご依頼していただいたのが今から16年前のこと。
EVEN設立の数年前でした。
ありがたいことに、それから何度もご注文を頂いてきました。
木が好きで、お会いする度に木材に詳しくなっている印象です。
過去に納めた家具達とも再会できました。
リピートいただけることは単に嬉しいだけではなく、この仕事を続ける事に対して背中を押してもらっているような感覚もあり、自信を培ってもらえます。
それに加え、時の経過を共有させてもらえているような気持ちになります。
仲の良いご夫婦のお子さんはとても素直に成長されていて微笑ましかったです。
2023/07/02

カップボードを納品しました。
w1100 d450・370 h1500 / redoak
カップボードとしては奥行きがしっかりあるので収納力も高いです。
天板の上部にもディスプレイできる設定です。

梅雨時期なので、反り止めと伸縮対応のための棚板の端ばめのはめ合いをきつめにしたり、板扉の鏡板間の隙間を乾燥した時期に1.5mm程度になるよう見越したりと、毎年ながらこの時期に合わせた製作を施しています。

引き違い戸の雰囲気がお好みということで、そのご要望に沿っています。
撮影しながら様々な角度から見ましたが、なるほど、開き戸にはない特有の表情がありますね。

脚物である事と、収納予定のサイズを伺って内外寸を決定させていただきました。
オーダー製作の場合、デザインはサイズ感に当てはめていくのが結構重要で、ちょっとしたことでバランスが悪くなったりするものです。
「空間に馴染む」ためには、その為の必然性を探し当てるようなデザイン工程を踏んでいます。
理由はともかく、喜んで頂いたことが何よりの励みになりました。
2023/04/14

桜も散り、日によっては日中は半袖で過ごす日も増えてきました。
三寒四温と呼べる時期が体感としてなくなってきたように感じますね。
キッチンカウンターのダイニング側なので、いわゆるダイニングボードを納めさせていただきました。

オープンシェルフとなるスペースは比較的自由度が高いレイアウトが可能でしたので、変則的なデザインについても検討しましたが、木扉や空間とのバランスを最優先してシンプルなご提案をさせていただきました。
冒険的な発想は実生活を想像して「使い勝手がよく、木の質感を感じられ、飽きの来ないものを」という条件を満たした上で成り立つもの。
検討の上の結果として、今回のご提案が正解だったと再認識させていただける機会に。
搬入の関係上、2体の分割式ですが一体に見えるように各所工夫を施しています。
w2650 d270 h850 nara
板扉×3

お仏壇用に一部、カウンターの奥行きの延長もしました。
お供えや飾り用です。
接続部の形状の加工方法に少し悩みましたが、無事に収まりました。
こうしたご依頼をいただく事自体に故人やご先祖に対する敬意や愛情、想いを感じ受けています。