2024/12/04

今年納めた事例の一部を紹介させていただきます。
3月に納品したLiving Board#03のセミオーダーです。
幅サイズを1Mにスケールダウンするご希望だった為、それに合わせて高さや仕様も変更しています。
また、樹種はタモをご選択いただき、オイルフィニッシュとしています。
価格こそ上がりましたが、タモはまだ安定した質を維持して入手することができています。

AVボードとしてご使用との事でしたので、各所配線口を設けています。
コンパクトで可愛げのある仕上がりです。
ご新築へお届けしましたが、ご依頼いただいたのは何と工房から約200M、歩いて1分という過去最短距離の納品でした。

こちらはクイーンサイズのベッドフレーム(組み立て式)です。
今回はより自然な風合いの無添加石鹸によるソープフィニッシュをご選択されました。
柾目挽きした良質な杉のスノコは無塗装としています。
こちらも3月の納品事例ですが、先月はキングサイズのベッドフレーム(高さ30cm)も納めさせていただきました。

小さなお子さんがいらっしゃるので、高さを低く(約15cm)設定し、角面を丸く取っています。
高さを抑える事で、組み立て用の金具が板の反り止めの機能を十分に果たしてくれます。
こちらはドバイに発送しました。
小物以外を海外に直接発送する機会は初めてなので、知人の協力を仰ぎ、必要な手続きとその内容を知り、悩みながらも学習する経験となりました。
その他にもご依頼いただいて発送した事例がありますので、また紹介したいと思っています。
直接搬送した訳ではありませんが… 過去最長距離の納品、という事になります。
2024/10/28

今回のDC#07をご注文いただいた機会に、座面と笠木を支える両サイドの支柱の形状を変更しました。
形状を変えた事で椅子自体をやや広く見せる効果があって、視覚的な安定感を増すことが出来ました。

最初にこの椅子を制作したのは20年近く前。
何度も改良を繰り返し、今ではほぼ別物になっていますが、座り心地は相変わらずお墨付きです。
初代が展示室にありますので、座り心地を試したい方は是非一度お越しください。
デザインバランスや強度等、総合してようやく完成できたという実感があります。
今後の課題は製作に時間が掛かり過ぎて、1脚のみのご依頼は受付けができないこと。
工程を省かずに作業効率をいかに上げるかのアイデアがこれから必要になります。

DC#05の座面をファブリック+クッションではなく、無垢板にて初めてご依頼いただきました。
クッションとのコントラストがある椅子として設計をしましたが、無垢の座面も木目や質感が活かされて魅了される風合いになりました。
ご依頼によって新たな表情を見られること自体が、ありがたい事です。

ご新築に納品させていただきました。
これから新生活を共にしていただき、時間と共にブラックチェリーの色の経年変化も楽しんでもらえれば嬉しく思います。
2024/08/02

先週末は神奈川県にデスクとドロワーをお届けしました。
レッドオークにて製作。
お子様の勉強机と収納です。
高さを揃える事でドロワーの天板もデスクの一部として使用できる設定です。
■Desk w950 d600 h720
■Drawer w400 d450 h720 /oilfinish

デスクは引出し付きで、脚は脱着式。
引出しの内寸は収納予定のノートパソコンが入るサイズを伺って決定しました。
ドロワーについても同じく、ご相談の上サイズ決定しています。
2つ同時にご依頼頂けたので、脚の形状に変化を付けた中でも図面の段階で並んだ姿を容易に想像できました。
また、色味や質感にも統一感をもたらす木取りができた影響は大きかったと思います。

帰りには納品先近くの寒川神社に寄りました。
厳かな建築の雰囲気があり、整然としていて落ち着く森がある神社でした。
帰りの運転に向けて清々しい気持ちにさせてもらえたので、足を運んでよかったです。

その前日には、スイスのレストランへ送る蓋つきの檜箱の納品予定が決まっていましたが、先方の粋な計らいで3日間納期を伸ばして頂きました。
おかげで深夜まで働くことなく、余裕を持って無事20セット完成できました。
日々、感謝です。
2024/06/16

センターテーブルを納品しました。
w1200 d600 h420 b/w
良材の仕入れが思うようにいかない昨今、北海道挽きの綺麗なウォールナットも厚みによってはいよいよ入手が困難な時代になっています。
今回はストック材の中から吟味して製作に至りました。

昨年の8月にドロワーを納めさせていただいた桑名市のクライアントから再度リピートいただきました。
脚の形状を気に入っていただいたので、ご要望によりテーブルの脚も同じ仕様になっています。
脚の角度と形状は同じですが、脚は太くしているので実は加工の工程が増え、製作はより複雑になっています。
ダイニングとリビングに同じ形状の脚物がある事で、空間自体にも統一感が生じました。

映画を見る時のスナック台としても、勉強する時にも、晩酌する時にも。
何かと使い勝手の良い配置にしていただいたセンターテーブルです。
次回またいつかお会いする時には、娘さんの成長が楽しみです。

少しまとめて合板を仕入れる機会がありました。
同じ等級でも現在は10年前の約2.5倍の価格です。
この量の仕入れでもクライアントへのご負担が大きくなっていて、正直心苦しさを感じます。
建築業への影響はもっと大きいですよね。
ただ、それを嘆いても仕方がありませんので、この状況下でいかに質の良い物を入手できるかを材料屋さんの協力の元、最善を尽くしています。
2024/04/19

数年前に、森の中にちらっと桜の花が見えたような気がしていました。
昨年それを思い出して探しましたが、タイミングもあってなのか確認できませんでした。
その後更に竹が朽ちていったおかげで今年ははっきりと敷地内に山桜が存在することを確認できました。
土岐に来て14年越しの桜の発見。
何だか得をした気分です。
光が多く差し込む環境になったので、来年からも楽しみです。

楢のセンターテーブルを納めました。
W900 D380 H400 t24 /oak
板脚は外に広げていますが、その角度はテーブルのサイズとバランスを考慮して決定しています。
図面ではt27mmの設定でしたが、そのバランスを悩んだ末、ご了承を得てt24mmまで削り込んだ経緯があります。
結果として美しい仕上がりを実現できました。

木目が繋がることでテーブルとしての価値と美しさが高まります。
約1.7mの板材から加工していきますが、替えが利かないので製作には更なる緊張感があります。

一見シンプルなセンターテーブルですが、楢の無垢板を活かす為のバランスを考え抜いています。
貴重な天然素材には敬意を持っていますので、作り手として納得の出来る活用と制作ができました。
※DIARYの更新が正月以降滞っておりました。それまでの製作事例は追って更新させていただきますので、また覗いていただけると幸いです。